
林業怪談1
むかし、むかし、一年前ほどのむかし
険しい山で皆伐をしている一人の木こりがおったそうな。
木こりは険しい山を登り、木を倒し、日々の生活をしていたんじゃと
ある日のこと、険しい山の中腹にまで伐り進めたところで、
いつものように一本のスギの木を伐り倒したそうな。
ドスンと大きな音がして、いつものように伐倒が終わると思いきやスギの木はバリバリ音を立てて、重力による枝払いを行いながら重力にあらがうこともなく、斜面を斜距離で90mほど下って行ったそうな。
「まてまてまて」と心の叫びもスギの木に届くことはなく、下方のアスファルト車道の向こう側にある、ガードレールを乗り越え、
ガードレールに木の根が引っかかって止まったそうな。
おお怖い怖い
ヒヤリハットノマキシマム
(写真は現地です。撮影した場所が伐倒した場所・下に見えるのがガードレールです)
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