今日は楽しい彼女との初デート。若い彼は浮足立っていた。自分を落ち着ける意味も含めて、いつもの落ち着けるヒノキの餌場にやってきた。あともう少しで彼女とのデートが始まる。いてもたってもいられない。ひとしきり、樹皮を食べたり、生えたばかりの角を木肌にこすりつけたりして落ち着こうとしていた。しかし舞い上がった彼は思いついてしまった。そうだ!彼女に僕のとびっきりのジャンプを見せてあげよう。
彼はジャンプの練習をし始めた。もっとこうか?前足を高く上げる感じか?彼女にアピールするためにはどうすればよいか?そんなことを考えながら13回目のジャンプを飛び、満足のいくジャンプを飛べた時、天まで届くように前足を伸ばした時、それは起こってしまった。
挟まった。抜けない。最大の高さまで上げた前足が抜けない。ごめんよ待ち合わせに遅れるかもしれない。彼は再度、最高のジャンプを繰り出そうとするが、助走がとれない今の状況では何もできない。こうなってしまっては、デートに行けない、彼女に会えないどころではない。天まで逝ってしまいそうだ。
~この物語はノンフィクションです。

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